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2008年12月

2008年12月30日 (火)

Ceret(セレ)

セレは、ピレネーの山の麓に広がる街で、だいたいペルピニャンから内陸に30kmほどいったところにあります。
周辺の街の中ではそれなりに有名で、ぼくも何度か訪れました。
山の中の小村、というにはもう少し大きくて、ここはしっかり街としての機能を持っているところです。下北沢くらいの規模はあるんじゃないでしょうかね。
店も多いですし、リゾートっぽい別荘風の家もいっぱいあります。
ホテルやシャンブルドットもいっぱいあるみたいです。

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このあたりはカタルーニャっぽい雰囲気のある場所ですね。
確か、闘牛が盛んに行われているのだったと思います。
街中でもあちこちでカタルーニャの赤と黄色のしましまの旗を見かけました。

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セレは一応芸術の村としても知られていて、ピカソやらマティスやらブラックやら、そのあたりの人々とゆかりが深いです。たしか、現代美術館のようなものがあって、これもガイドブックに載っているくらい知られています。といっても、ぼくはいったことないです。今となっては一度くらい行ってみたかったですね。

調べてみたら、セレの美術館はなんと日本語の特集ページがありました。
http://www.museesdefrance.org/museum/serialize/backnumber/0809/museum.html
ん?と思ったら、この写真の建物がその美術館ですか??
ここ、何度も行きました!
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この写真の建物ですよね??
うちの子供がかくれんぼしてますが・・・。

いやあ、全然知らなかった・・・。
ここが美術館だったとは・・・。

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書きながら思い出しましたが、知り合いのミュージシャン(前にエスピラ・ド・コンフランのところで出てきた日本人女性の旦那さんです)はセレで定期的に演奏していると言っていたので、ジャズクラブ的なものとか、ライブハウスみたいなのもあるのかもしれないですね。とにかく美術といい音楽といい、芸術には造詣の深い街のようです。

Tech川という川がはるか谷底を流れる渓谷に面して街が開けており、その渓谷に架かる橋もランドマーク的に見応えがあります(さっきの美術館のページの中に写真ありました)。闘牛の季節などは、この橋に横断幕がかかります。

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さて、このセレには何度も訪れていますが、その割にはいつも滞在は数時間で、実はあんまりゆっくりと街をめぐったりしたことはありません。なので、この街で有名な美術館も闘牛も、話にはきいていますが、見たことはないんです。

では、なんで何度も訪れたかというと、セレのマルシェに行っていたんですね。
実はこの街では大変大きなマルシェが定期的に開かれるのです。
確か週に一度(日曜だったかな?)、それはもう街中をあげて、それこそ街全体がマルシェと化します。
近隣にお住まいの方々はもちろん、けっこう遠くからもわざわざここのマルシェを目指してたくさんの人々がやってきます。だいたいにおいてすごく混雑してにぎわっています。いつも、車の停め場所もなかなかあいてなくて苦労するんですよね・・。

なので、ぼくらも「セレに行く」といえば「マルシェに行く」と完全に同義語でした。フランスに数週間滞在するあいだに何日かあるセレのマルシェの開催日はだいたい訪れていたと思います。
大概、午前中に出かけて、買い物して、お昼のパエリアやロティ(鶏の丸焼き)を買って帰ってくる、みたいな感じでした。

品質もいいものが多く、値段も決して高くないのでここはおすすめです。
単に日用品だけでなく、観光客用のおみやげ風のものが多いのも特徴です。おそらく、バカンスシーズンは地中海沿いのリゾートに滞在している方々もここまでやってくるのでしょう。
ぼくたちも、ここでは数々のおみやげ物を仕入れました。カゴやら、ハーブ石けんやら、オリーブオイルやら、パテやら、Tシャツやら、クツやら、皿やら・・・。
とにかく、大概のものはあります。
屋台風の料理もおいしいんですよね。フリットやら、パエリアやら、カタルーニャ風のなんだかわからないものから、なんだってありますね。

ともかく、うろうろしているだけで手軽にいかにも南仏風なお祭り気分が味わえるところです。
なんというか、こういうところで遊んでいると、地元っぽい感じがするというか、旅に来たなぁ〜という感じがして、気分が盛り上がってきますね。
ぼくはマルシェにしか行ったことがないですが、芸術方面、文化方面も見所が多いところのようですので、お近くに行くことがあればぜひ足を伸ばしてみてください。

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さて、といっても、アクセスはあんまり良くないですね・・・。
最寄りの駅というものはなく、強いていうならアルジュレスかペルピニャンですが、結局30km離れているわけですから、これはもはや最寄りとはいえませんね。
じゃあタクシーか、ということですが、物価の高いフランスのタクシーで30kmは、いったいいくらとられるのか見当もつきません。
ということは、車がないともう全然ダメなのかな?と思って調べてみたら、なんと、バスがペルピニャンから出ているようです。
ここからリンクをたどったところに書いてありました。

セレのオフィス・ド・ツーリズム
http://www.ot-ceret.fr/index.php

しかし、バス路線図を見て知ったのですが、サンタンドレもエスピラ・ド・コンフランもバスが行くんだったんですね・・・。知らなかった・・・。


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マルシェにいた楽団です。北米インディアンの格好で、南米のアンデス風の音楽を歌って、北米インディアン風の口に手を当てる踊りを踊っていました。
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※今回は写真が少なくてスミマセン!買い物に夢中になると、写真撮るの忘れちゃうんです・・。

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2008年12月 7日 (日)

Portbou(ポールボー)

さて、ここまできたら一気にスペインまで行ってしまいましょう。

今回ご紹介するポールボーは、スペインの街です。
この街はいわゆる「国境の街」で、地中海沿岸のフランスとスペインのちょうど国境、スペインの一番東の外れにあります。なお、国境を越えたフランス側にはセルベールという街があります。

フランス方面から、これまでにご紹介したコリウールやバニュルスを過ぎて、例の眼下に海を見下ろす崖の上のくねくね道をさらにスペイン側に行きますと、フランス最後の街・セルベールが小さな入り江に面して現れます。
セルベールを過ぎて、一つ小さな峠を越すとすぐに国境がありまして、スペインに入ります。国境の峠から岬を回って下ると、そこがもうポールボーです。ほんとうにすぐに着きます。
なお、「ポールボー」はフランス語読みの読み方です。スペイン語はわからないので、このつづりでなんと発音するのか、正確にはわかりません。とりあえず、フランス人はこう呼んでいました。

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ポールボーには大きな駅があります。
確かフランスとスペインでは鉄道のレールの幅が違うらしく、フランスとスペインを列車を行き来する場合、このポールボーで列車を乗り換えることになるそうです。
(一部、自分で車輪の幅を切り替えられる特別な列車があり、これだけは乗り換えずにそのまま行けるんだったと思いました)
ですので、ここを鉄道で通る人は、必ずこのポールボーでいったん下車するということになるわけです。
意外と、ポールボーの街自体は訪れたことのある人は多いかもしれませんね。

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さて、母親がバニュルスやサンタンドレに住んでいたときは、なにかというと「ちょっとスペインに買い物に行こう」といっていましたが、その「スペイン」は大概の場合このポールボーでした。
スペインと言ったってバニュルスからなら山越えて二つとなりの街ですから、車でほんの10-15分くらいです。近いです。

何でスペインに買い物に行くかというと、場所が近いのもあるんですが、それより何より、物価がスペインの方が安いんですね。
特にワイン、サングリアのたぐいは、フランスだって日本より相当安いですが、それよりもはるかにスペインの方が安いです。
かつて、ユーロ施行前は、家の中にスペイン・ペセタがいっぱいあり、スペインに行くときはそれを握りしめて行っていました。
もちろん、国境の街ですからフランだって使えたわけですが、微妙におつりが面倒になるのと、あとは気分的なものもあり、ペセタで払うことの方が多かったと思います。

もちろん、言葉だって大概の場合はフランス語でOKです。お店の方はみなさん上手にフランス語を話します。
もっとも、このあたりはもともとカタルーニャで同じだったでしょうから、スペインもフランスもないかもしれないですけれど・・。

そんなこともあるのかわかりませんが、一歩スペインに入ったからといって、何かが変わるかというとまったくそんなことはなく、風景といい、人といい、なんらフランス側と変わるところはありません。言葉でさえフランス語OKですからね。
前にどこかで書きましたが、若干道が悪くなるのと、村の家々のカラーリングがやや不均衡になるくらいです。

国境自体はどういったものかというと、要するに高速の料金所のようなものがあります。ありますが、何かをしていたりチェックをしたりするということはなく、ただ単にゲートがあるだけで、基本スルーです。
ぼくらは見た目からして旅行者ですし何があるかわからないので一応パスポートは持っていましたが、使ったことは一度もありませんでした。
もっとも、2000年近辺の話ですので、今はどうかわかりません。

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駅を起点に広がるポールボーの街は、おみやげ屋などを中心として成り立っており、それなりににぎわっています。プロヴァンス柄の陶器などもあり、フランスよりも安く買うことができてお得です(笑)。
街の方々もみなさん陽気でいい方が多く、歩いているだけで「オラ!(怒られているわけではなく、こんにちは、の意味です)」と声をかけてもらえます。

さて、この街も他の国境付近の地中海岸の街と同様、小さな入り江に面しています。
街を過ぎてちょっといきますと岬があり、その突端は高台になっていてポールボー湾と地中海を一望できるビューポイントになっています。

入り江の写真です
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こちらは岬から地中海を臨んだところ
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きれいな青ですね・・
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スペイン方面です
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岬の岸壁
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展望台の様子です。向こうに、国境から降りてくる道が見えますね。
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港に降りてきました。フランス側より山の風景がちょっと荒々しいように見えるのは、気のせいでしょうか。
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湾は港になっていて、船がいっぱい泊まっています。
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この街は、自分にとってはほんとうにまぶしいくらい、美しくゆっくりとした時間とともにある想い出があります。
ここを訪れたときはいずれも、この地中海沿岸の美しさにとっぷりとつかっているときですし、まだこれから無尽蔵に美しく楽しい場所があるに違いないというような、ふくらむ感じを持っているときでした。
もちろん、今だってそうなわけですが、少なくとも、自分の母が病気に倒れてしまうとは、このときは夢にも思っていませんでしたので、自分の母親がこんな素晴らしい場所でずっと過ごしていけることに、心から満足していたことは確かです。

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さて、ポールボーから車でちょっと行ったところには、「コスタ・ブラーバ」というような名前の海岸があります(うろ覚えなので名前違ってるかもしれません)。
ここに海水浴にも行きました。

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海岸にある海の家風のレストランでパエリア食べました。おいしかったですね・・。
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ここの商店街は、きちんとシエスタをとるので、午後はみんなしまってしまいます。
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たしか、ダリの美術館か何かがこの近くにあるのじゃなかったかな?

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